【探偵記録者ネタバレ】とあるキャラたちについて

 というわけで将来的な予定です。
 山田と日暮については、結局のところきちんとお付き合いという形にはなりません。なりませんが、別に振り振られといったような悲恋という訳でもありません。単純にお付き合いできないのは山田の生き方なので、日暮が完全に振られるみたいな流れにはならないからですね。

 書きたい流れとしては、「日暮が藤沢と見合いをしている場所に偶然山田と横須賀が会う、横須賀は素直に日暮は山田が好きなのになぜ? となっててろっといいそうになり、日暮が何とか横須賀を口止めする(しないと本編であったように横須賀はめちゃくちゃ素直に行ってしまうのでここで口止めイベントを入れる)。山田は素直に藤沢に対して日暮はいいやつだからと言う」といったイベント、他通常事件などでの日暮との特に変わらない関係などを描いたうえで「日暮が怪異に巻き込まれるイベント」

を経る流れになっています。日暮が怪異に巻き込まれるイベント中、日暮は怪異の関係で逸見=山田の記憶を失い、山田太郎としてだけ接したときの日暮の違う様子に「ああ、だいぶ気遣われていたのだ、それが居心地よかったんだ」と山田が気づいたりとかし、日暮自身は日暮自身でいろいろ治った後色々後悔をしながらまた考え……最終的に恩師の同窓会に逸見五月として出席することになる番外編を書いて、その時一緒にいた日暮が、山田でも中学時代の逸見も無く、今の山田が逸見としている、共に話帰宅するときに「ああ、自分は過去がどうとか現在がどうとかではなく、やっぱり好きで仕方ないんだ」と腹を括って告白する、という流れを想定してこつこつお話を積み重ねたいなあとしているめちゃくちゃロングスパンです。
 ちなみにご質問にあった「もし日暮刑事の感情を知ったらどうなる」ですが、山田は最初ライクかと思い、しかし恋愛的意味と気づいてまあ素直に驚きます。なんでとなりますししかも山田太郎としての人となりは自覚的ですし、逸見五月ではないのにと言い、全部含めて好きだと言われて結構な動揺します。といっても日暮は恋愛的感情の有無がどうであれ山田太郎として生きる逸見五月が日暮の恋人になることはないとわかっていますので返事はいらないとしますが、「時間をくれ」「それでいいとしない程度にはアンタのこと、」というように山田が言ったためいったん保留、後日改めて山田がお断りをする、というような予定となっています。
 断ると言っても、山田は「もし逸見五月として生きていたなら違っていたと思う」と言って、気持ち的には、そういう相手として見るなら貴方だけれども、自分はそういうふうに生きないし、という形のお断りなので、日暮は恋心を捨てるわけでもまた隠すわけでもなく素直に持ちながら山田太郎を尊重し、山田太郎も自分のことを好いてくれている人がいる、という意識を持つ、というような、なんともはっきりはしない、しかしお互いなんらかの気持ちを持ちあうような話を書きたいな~と思っています。まあ山田は結構はっきりすっぱりしているので、日暮に新しい恋が出来たら祝福しますし喜ぶということも日暮に伝えたうえで、日暮はただ好意を重ねるみたいな、ひとつのふたりのかたちが好きだなと思っています。

 というわけで長くなりましたが二人の関係でした。趣味の二人を好きと言っていただけて本当にうれしいです、有難うございます!

(初出:2022/02/13 再掲:2023/02/13)

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