【同人小説感想】アンソロジー『破戒』Breaking Knox感想

白鼠 アルギル・ラッセ(阿木 良介)

 冒頭格好いいですね!! 始まった瞬間空気を作って自分のステージに引き込む感じ、とても興奮します。こういうの好きだぁ。
 ふんふん読んでたら遺伝子とかのくだりでにっこり。専門的知識はないんですけれど遺伝子関係好きなので……鼠もあって利根川さんの対談思い出したりしていました。中々あの世界は凄いですよね……。不可思議な生態だなあ、いっそロボットじみていると思いながらふんふん興味深く読んでいきます。とかやってたら学校新聞!? 学校!? 学校ですかこの内容!? まじかよ……。
 そして変換が独特ですね、おもしろい文章のリズムだな……学校新聞記事から一転空気が変わって感じられて興味深いです。ふへえ。
 そして中国人くだりで、「あっ他十戒にふれるやつだ!」ときゃっきゃとしました。自分が使用しない十戒で言及できる範囲は言及しようってスタイルだったので、こうやって過去の事件って形での言及はまた違った形というのもあいまりおもしろいですね。天才型だァ。
 しかし過去の事件も相まってなんだか魔法の学び舎って印象ですね。ふーむ? ファンタジーの世界のようだ。なんだか不思議な心地で読んでいます。やっぱりリズムが独特。
 あんまりにもいろいろファンタジーだから、はてさて五月さんは白鼠になったのかって聞いていると思っちゃいますね。ふんふんふん? どんな事件になっていくんだろう。白鼠はさすがになくても、まあ死んでたら食べられていますねって状況ですね。さくっときれいになれるね。いやでも食事量的に全部綺麗には無理か? 鼠のサイズ的にも何匹いるんだってなりますよね。どうなんだこれ。
 そしてこう終わるんですね。ふへー……。不思議な世界に浸りました。徹底して不可思議だったなぁ……。

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