そうだ、素体を作ろう。(Blender)

(2019年に別所で投稿したものを再掲したものとなっています。)

はじめに

 連日絵が描けないことにノイローゼ気味の文字書きです。
 立体把握が出来ないにもほどがある。ルーミス先生の比率を参考にしてもうまくかけない。
 あまりにも人体が把握できていないな、ということで、モデリングをして自分が比率をちゃんと理解できているのか検証とあわよくばガイド用の素体をつくろうと考えました。
 ルーミス先生はおっしゃいました。あくまで理解するためのガイドでありそれを目安にしすぎるのはよくないと。
 わかる。よく見て対象を愛するべきだとわかります先生。貴方の絵は素晴らしく愛に溢れている。
 しかし先生、私は文字書きメインです。なんでこんなに苦しんでいるんだ。しんどいです先生。
 そういうわけで悪い生徒の私が一日にらめっこしたことをアウトプットしておきます。忘れるからね。

 はじめにいっておくと完成はしませんでした!!
 やるだけではなく一応記録しようってだけのものです。使用方法を説明するのではなく、なにがしたかったのかというメモになっています。
 探せばありそうなんだけれどなあ人体比率素体……。(みつかっていない)

モデリング

 はじめに下絵についてです。そもそも目的は「人体比率の勉強」かつ「絵を描くときの素体が欲しい」ということでして、ルーミス先生のおっしゃる基本的な人体比率を参考にしています。言ってることはわかるが絵で描けないんだ……。
 そういうわけで参考は「やさしい顔と手の描き方/A.ルーミス/マール社」です。

やさしい顔と手の描き方www.amazon.co.jp

1,980円(2019月10月17日 16:08 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

 ちなみに原書は著作権が切れているようでネット上でも見られます。

 図1のような形で比率を参考に絵を描いて、下絵を作りました。
 ちなみに素体についてですが、素体とは言えサイズが不明になるのでオリジナルキャラクターの緑静亜樹という女性を元にサイズを換算しています。

緑静亜樹:172cm 7.5頭身 全頭高23cm

 全頭高は面倒なので身長÷頭身で端数をざくっと四捨五入したものとなっていますね。髪の分とかその辺は考えない……。
 そういう訳で下絵のサイズを23cmに設定しました。

 さてせっかく球体が基本に使用されているので球体からモデリングすればいいのでは? という実験を兼ねて、下絵を見ながら球体を作ります。

 図2であるようにルーミス先生の本を参考に○のだいたいの位置からつくる球体の直径を確認します。
 20.5cmでした。気になるXISMOさんではなくBlenderさんを用いて居るのはこの㎝換算のためですね……。便利、本当便利……。

 球体は初期設定の集合点が上になっているものではなく、そこからちょっと回転させて集合点が側面に来るようにしてあります。こう、側面部分を球体からそぎ落とすので……凹ませやすいようにです。

 あと眼球を配置しておきます。これは動画で見たんですが先に配置してから作業するとわかりやすいなあ、と思ったので真似をした形です。
 ちなみに眼球は成人だとだいたい2.5cmだそうです(子供は少し小さい)。
 なので眼球のサイズもそちらで設定してあります。

参考動画:

 どうでもいいですが悲鳴を上げた点で、眼球のサイズがルーミス先生の比率だとうまく行かないあたりで頭抱えました。
 ちょっと自分で測ってみましたが、眼球見える部分で大体25mm、目頭部分は内側直筋が見えているからその分実際の目で見える印象は大きく見えるんですね。自分だと大体30mmくらいだった……ルーミス先生の比率参照の素体が33mmくらいでしたので、まあ、そんなもの……
 実際これでいいのかは不明です。詳しい方いたら教えていただきたい。
 人間の絵が描けるわけないな、と実感を深めながらへこみへこみここに非常に時間を掛けました……。

 そういう訳で下絵を見ながらごりごりやっていましたが、眼球部分が本当に上手くいかず。見え方と実際との差が難しいです。
 ポリゴンも中々綺麗に割れずにざっくり直感でやり過ぎたので本日の作業はおしまいです。同時に我に返りました。
なにをやっているんだ私は……。

 絵の勉強に少しはなっただろうかと思いつつ迷走から我に返ったので一旦了です。
せっかくなので作業の結果をおいておきます。
 絵を描くのにルーミス先生比率の素体がありましたら教えていただきたいです……。
 絵を描くのって難しい!!

(初出:2019/06/02 再掲:2023/01/19)

追記

 ちょっとぼこぼこが気になったのでその部分の修正と、眼球を簡易に設置しました。

 眼球についてメモなのですが、角膜の設定をグラスBSDFでしました。
最初角膜のIOR(屈折率)を設定したのですが、前眼房かこれ??? となったので前眼房の1.33を設定してあります。
 調べたときに2014年の記事があったので拝みながら利用しましたが、屈折率は結構一覧がありますので便利ですね。先人様々です。

眼球の屈折率 – ビュッフェレストラン眼球のモデリングをblenderで行っていた時に、前眼房部分のマテリアルにGlass BSDFをデフォルトの状態で割り当てbuffet-ito.hatenablog.com

 角膜と虹彩は別にして、角膜は球体からちょっとだけまろやかにふくらめ、逆に虹彩部分は白眼内部に少し凹む形にしました。テクスチャかくってまではせずにとりあえずの目安ですね。目安なのにIOR設定とかなにやってるんでしょう私。

 そんなわけで多少修正して細分割曲面処理をしてレンダープレビューしたものを追記でおいて今度こそおしまいとしておきます。
 少しずつ改善されているから未来の私頑張って。

(初出:2019/06/03 再掲:2023/01/19)

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